2010/06/23

ワールドカップの天国と地獄

昨日から予選3戦目に突入。
グループごとに同時刻キックオフ。この試合で決勝Tへ進む国、予選で敗退する国が決まる。
昨日の予選最終戦は天国と地獄が明確な日だった。

予選1、2戦を勝利して余裕のアルゼンチンは7人を先発メンバー入れ替えでギリシャ戦。
前半はギリシャの固い守りとGKの攻守で得点できない。
メッシも厳しいマークで辛そう。しかも他の中盤との連携もイマイチな感じ。ベロンは独特のリズムとパスセンスがあるが、パスの後の動きが無いので連動してない感じ。
それでも、後半はギリシャの選手が次々と怪我で交代して、チャンスも増える。先制はセットプレーからの得点。これで、余裕が出たのとメッシのマークが甘くなってきたことでゴールに近いところでフリーでドリブルできるようになると、メッシらしいシュートが出てきた。
最後は、南米予選の最後に得点して”奇跡”と言われたパレルモがメッシのシュートのこぼれを押し込んで追加点。ギリシャの息の根を止めて、3連勝で決勝T進出。

しかし、マラドーナは監督になってもワールドカップでは強運を持ってるとしか言いようが無い。
裏の試合は、韓国が連敗のナイジェリアと引き分けて2位通過。
今回の韓国チームは本当にまとまりがあり、いいチーム。素直におめでとうです。

で、地獄はA組のフランス。
お家騒動でメディアを騒がして最終戦をどう戦うのか?開催国の意地見せたい南アフリカに
前半で2失点。(この時点でメキシコvsウルグアイにチャンネルを変更した)

ジダンの後継者と言われたグルキュフが一発退場。いいところが無く終わってしまいました。
選手の確執があったりしたらしいが、最終的には監督の手腕。
チームが結束しないということは、どんなに個々の能力が高くてもワールドカップで勝てる訳無いでしょう。
で、真実かどうかは分かりませんがフランスの凋落を書いたコラムを読んで最後はやはりチームワーク!
これって、仕事も一緒だと感じました。

特に、組織のリーダーのあり方。
アルゼンチンの監督はスーパースターのマラドーナ。サッカーをする人は誰でも尊敬する選手だった人。
南米予選は結果が伴わず、メディアに批判されたけど、選手には尊敬されていた。
そして、活躍できなかったメッシなど主力選手の批判をマラドーナは庇い、今回の3連勝のあとのインタビューでメディアに対し、批判をした選手に対して謝罪しろと言った。

自分の選手を守る姿勢と主力ではないけど貢献した選手(パレルモ)を最後に出場させるなど配慮も欠かさない(連勝で余裕もあったのだろうけど)采配は、部下に信頼されるリーダーだと感じました。

一方、フランスのドメネク監督は、予選、強化試合から批判を受けていたが何も改善できず、さらにチームの不協和音さえ抑えられない有様。
敗退決定後のインタビューも人ごとのような内容。まるで他人(選手、協会、メディア)のせいでバラバラになったような言い草。

どっちの下で働きたいですか??

落ちたレ・ブルー、奇跡は2度起こらない フランス代表が崩壊した理由

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